野菜や果物のなかには、渋みやえぐみ、苦みなどの原因になるものがあります。 これを「灰汁」(アク)と呼びます。
アク抜きってなに? アクを抜くことで、その食べもののもち味を引き出し、おいしくたくさん食べることができます。 また、アクには身体に良くない物質が含まれていることがあります。例えばほうれん草。ほうれん草のアクの正体はシュウ酸。渋みの原因です。シュウ酸は身体 のカルシウムと結びついてシュウ酸塩を作り、胆のうに石がたまる「胆石」という病気の原因になります。
食べものによってアクの抜き方は様々。 食材によって、アクの抜き方を覚えましょう。
ほうれん草など青菜
たっぷりのお湯に塩少々を入れて茎の方からお湯に入れて1〜2分ゆでる。ゆで上がったらすぐに冷水にさらして、水をかえてアクを抜く。
カリフラワー・大根
小麦粉と酢を入れてゆでると 白く仕上がる。
タケノコ
お米のとぎ汁やぬかを入れてゆでる。
れんこん・ごぼう・なす
3%くらいの酢を入れてゆでる。または酢水にさらしておく。
じゃがいもなど芋類
皮をむいて水にさらす、またはゆでて水にさらす。